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◎手づくりーちりめん細工 |
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ちりめんの端布で作った春の香袋です。
古いちりめんの柔らかな風合いが好きで、端布などいろいろ集めてきました。
それらを使ったものや、人形の着物に使った余り布などで作っています。 |
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■ 蕗のとう
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春をつげる蕗のとう、そのほろ苦さは春の味覚に欠かせません。
グリーン系の着物の端切れと、ちりめんの帯揚げを使って作りました
ちりめんの帯揚げは、色が沢山あり使い勝手がいいです。安物で薄手の方が柔らかく、小さな細工物に合います.。 |
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■ 菜の花
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菜の花の黄色と薄い緑は、明るい春の日射しを感じます。
2㎝角位の小さな布を沢山縫い合わせています。少し色が違う布など使っていますがそれがかえって陰影になっています。ほんの小さい切れ端も有効に使えます。紐の先も花で飾りました。 |
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■ タケノコ
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タケノコが出始めると、そろそろ 春から初夏への季節の移りを感じます。
古い茶色のちりめんの風呂敷、一角が柄に染め分けられていたので、タケノコにしてみました。
おいしそうなタケノコ、大小2本出来ました。 |
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私の小布細工  |
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ちりめん細工は、江戸時代から女性の楽しみとしてよく作られていたようで、大正、昭和初期には和裁の教材にも載っていたようです。それら伝承のものや、現代風にアレンジした細工物の作り方を載せている手芸の本など沢山あります。それらの本を参考に、気に入ったものを作ることにしています。
本来香袋は、お香や、大切な小物入れに使うようですが、私はもっぱら使うより飾り用で、手間暇掛け出来上がる達成感と、それを飾ることを楽しんでいます。
・人形用布集め
人形を作っていると、着物や小物用の布によい物はないかと、百貨店の和装品特売場で半端な布を買ったり、弘法さんの古着市をのぞいたりして好みの布を集めてきました。沢山集めた布も、色、柄、風合い、量など使う物にぴったり合うことはほとんどなく、なかなかうまく使えていません。
他人から見れば、がらくた集めでしかありませんが、人形用を優先に、その残りの端布を細工物用にと大事に残しています。
・捨てられない人間 ーくず布、がらくたの中でー
最近の使わないものはサッサと捨て、時間や空間を有効に使うという風潮の中、切れ端のくず布も何かに使えそうと残し、それらがらくたの中で捜し物に明け暮れています。場所と時間の無駄遣いとは思いながら、それでもその一部を使い思いがけない面白い作品が出来るとうれしくなります。

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